VAIO

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VAIO type C

VAIO(バイオ)とは、ソニーが販売するPC/AT互換機に準拠しWindowsを搭載したパーソナルコンピュータのシリーズ名である。「Video Audio Integrated Operation」の頭字語とされ、AV機能を重視している[1]。2008年7月には「Visual Audio Intelligent Organizer」と再定義された[2]デスクトップ型、ノート型、PDA型がある。

"VAIO"のロゴの意匠のうち、VAは正弦波(厳密には余弦波)でアナログを意味するとし、IOは10デジタルを意味しているという[1]。VAIOは「アナログとデジタルの融合」というスローガンを掲げている[1]。また、ノートパソコンの電源投入時に再生されるサウンドは、アメリカ合衆国の電話(トーンダイヤル)でそれぞれV, A, I, Oに割り振られたキーを押下したときのプッシュトーン(DTMF、いわゆるピポパ音)をモチーフとしている[1]

目次

歴史

第一世代 VAIO

Vaio505GX
初代Vaio C1

1997年11月に発売された初代VAIO NOTE 505(PCG-505)は、筐体を銀色と薄紫色の二色で塗り分けた、薄型のB5サイズモバイルノートであった。紫という珍しい色を用いた理由には、「バイオ」という愛称の語感を"violet"と関連付けて名前と製品の特徴を覚えてもらうことと、基本機能では差別化が困難だったPC市場において、売り場で目立つようにすることが狙いだったともいわれている。VAIO NOTE 505が最初の薄型ノートだと思われがちだが、1995年に発売された、DEC(現:ヒューレット・パッカード)のDigital HiNote Ultraの方が早い。

「デザインで差別化する」という手法で成功したことは、他社の製品にも影響を与え、それまでは「傷が目立つ」「コストが高くなる」(傷が目立つが故に傷がつきにくい強度の確保が必要)といった理由で地味な色使いが多かったノートパソコンのデザイントレンドに変化をもたらし、いわゆる「銀パソ」が広まるきっかけとなった。

また、VAIO C1などはワイド液晶と小型カメラを搭載していたことで話題になり、SONYのブランドイメージも手伝って、今もなお人気が高い。

デスクトップ製品ではAV機器としての機能を追求し、いわゆるテレビ機能を付加するなど他社との差別化を図り人気を博したが、現在では他社にも競合製品があり、また筐体デザインについても他社製品の間に埋没しがちであることから、店頭で「VAIO」のロゴを見ずに他社製品とVAIOを見分けることは困難になりつつある。

また、ノートパソコンにおいてソニーは「バイオノート [VAIONOTE]」と「バイオ [VAIO]」とでは区別して称していた。バイオノート***とする場合は通常のノートパソコンとして使用することを想定し、バイオとする場合は「カタチにとらわれない使い方を」としていた。

第二世代 VAIO

2004年5月、ソニーはVAIOというブランドの第一段階は終えたとして、それまでの「まず目的があって、それをVAIOを用いて達成する」という位置づけから「様々な目的のためにVAIO自身が変化していく、VAIOする」というコンセプトへ変えた。これが、第二世代「Do VAIO」である。

第二世代の製品の特徴としてはまずイメージカラーの変更が挙げられる。バイオのイメージとしてはバイオレットシルバーが基調であったが、この製品群のテーマカラーは黒である。それと同時に、今まで分散して搭載されていたテレビ視聴やDVD再生などのソフトウェアは、その各機能をまとめたアプリケーションとなり、Do VAIOとして搭載された。製品型番はデスクトップ製品がVGC-、ノートブック製品がVGN-へと変更を受けている。

第二世代VAIOのCPUはほぼインテル製で、AMD製はほとんど存在しない。

新世代 VAIO

2007年5月16日の決算発表会で、PC用ディスプレイと標準型デスクトップの終息が発表された。今後は付加価値があり差別化が図れるType R MasterやType X Living(生産終了済)、もしくはTV side PC TP1、Type LなどのAV志向の強い製品や、ノートPC等のポータブル製品に注力していくと思われる。実際に、第二世代VAIOでの中心コンセプトとされた「Do VAIO」はなくなるなど、第二世代VAIOとは違った展開を見せている。

2007年5月17日には、VAIO国内販売10周年記念としてType Tの新型で、VGN-TXの後継となるVGN-TZ系統の製品が発表された。

アプリケーション

VAIOシリーズは全般的に、SONY独自のアプリケーション環境によって統一されたイメージやアイデンティティを構築しており、これには賛否の両論が存在するが、VAIOファンによればハードウェアとこれら「VAIOアプリ」の両輪によってVAIOをVAIOたらしめているとする見解もある。なお、いわゆるメーカー製PCはDell等を除き、多かれ少なかれカスタムアプリケーションを搭載していることを併記しておく。

以下に、ソニー純正のVAIO専用アプリケーションを列挙する。

PictureGear
初期のシリーズにプリインストールされていた静止画・動画・音声といったマルチメディアファイルのブラウズをするソフト。画像のサイズおよびフォーマット変換、レタッチなどが可能だったが、その後登場した圧縮動画データやRAW形式の画像ファイルに対応できなかったことから、現在は静止画のみに機能を絞り、アルバム機能をメインに据えたPictureGearStudioへとバージョンアップをしている。WindowsVista搭載機種にはWindows フォトギャラリー、もしくは、Google Picasaが搭載されているため、PictureGearStudioはプリインストールされていない。
SonicStage
SonicStageを参照。
Giga Pocket
Giga Pocketはテレビ視聴または録画対応モデルにプリインストールされている、テレビ視聴・録画用ソフトである。また、内蔵の専用チューナーカードとも連携している。付属のテレビリモコンと連動しているため、リモコンからテレビの基本操作や録画ファイルの視聴、また本体のスタンバイを行える(休止状態への移行は不可)。V3.0以前のものは録画形式が特殊であり、使いまわしが難しかったが、最近ではMPEG1・2形式で保存・出力されるようになり、他社ソフトとの親和性は大きく改善されている。
Vaio Media
PC上にある静止画・楽曲(著作権保護の楽曲は一部制限あり)・動画を他のパソコンから視聴するソフトで、Do VAIOの前身となったソフトでもある。DLNAに対応している。ソフトにはサーバー・クライアントが存在し、サーバー上にある画像などを視聴できる。またサーバー用ソフトがインストールされたPCが存在しなければ意味がないが、逆に、サーバー・クライアントが同一PCであっても使用できる。またクライアント用ソフトは他社PC上でも保証対象外であるものの使用できる。
PictureGear・SonicStage・Giga Pocketに静止画・楽曲・動画を登録する必要がある(動画についてはサーバー上にGiga Pocketが存在することが条件)が、最近では登録せず、公開するフォルダを指定するだけで視聴できる。Giga Pocketについては録画番組だけでなく放送中の番組を視聴できる機種もある。UPnP対応ルータを経由することで外出先からも視聴できる。
Do VAIO
Do VAIOは、VAIO専用の10フィートGUIである。その概要は、専用リモコンにより誰でも手軽に未来的なインターフェース上でテレビ・DVD・音楽・フォトなどを視聴できるマルチメディア統合ソフトである。しかし、優れた点があると同時に、VAIOに対するユーザーの不評を増やす要因となってしまった。誰にでも使えるソフトを追求するあまり、中級者以上のユーザーにとっては、かえって使いづらくなってしまったのである。以下が、その理由である。
  • DVDレコーダー感覚を取り入れた「リモコン主体の操作法」であり、マウスでの操作性は軽視されている。
以下のような一例により、現在のメリットを残しながら、これらの不満点を解消する事が求められている。
  • ギガポケット、ソニックステージなどのソフトを、単体ソフトとして用意する。
  • リモコン操作用に、上記の単体ソフトを統合するために、Do VAIOを用意する。
  • マウス操作しやすいよう、メニューバーを用意する。
  • ※ GigaPocketからのデータ移行については、後にソフトウェアが提供された。

なお、WindowsVista Home Premium、及び、WindowsVista Ultimate搭載機種にはDo VAIOと同じく10フィートGUIWindows Media Centerが標準搭載されているため、2007年春モデル以降の製品にはWindows Media Centerを搭載しないWindowsVista Home BasicやWindowsVista BusinessにもDo VAIOはプリインストールされていない。

※これらの専用アプリは、VAIOのアイデンティティの一角とされながらも、古くWindows95/98/SE/Meの時代にはプリインストールされ自動的に起動されるVAIOアプリのみでPCのリソースを大方使い潰してしまい、VAIOは動作が不安定、VAIOは遅い、といった不評を招く元凶の一つにもなっていた。基本的なユーザビリティよりもブランドイメージの押しつけやユーザーの囲い込みを優先するといった立場を嫌気して不評を醸成する遠因となったともいわれる(VAIOが常にユーザビリティで劣るという意味ではなく、競合他社製品をよく研究し改善した商品も多く存在する)。リソース問題はWindows2000およびXPの時代に入ると実質的に解消することとなるが、実際的なユーザビリティよりもVAIOという「イメージの提供」を優先するSONYの姿勢は現在に至るまで本質的に変わらず、これを熱狂的に支持するファンも少なくない一方、VAIOというブランド名だけで眉を顰めるかつてのユーザーやアンチを生み出すことにも繋がった。

なお、WindowsVista登場以降は、上記の様なVAIO専用アプリケーションは高機能なVistaの標準機能と競合する事も多いため数を減らしている。また、2007年秋冬モデルの一部機種にはGoogleが同サイトで無料配布しているPicasaにオリジナルソフトへのリンクを追加した仕様で標準添付されている。

販売不調について

ソニーショックなどソニーの業績不振の一因としてVAIOの販売不調がクローズアップされた時期がある。 原因としては、大まかに以下の三つが挙げられる。

  • 今まで、マルチに活躍する多機能型パソコンをめざしてきたのを、2003年以降機能的に集約・統合をしたのだが、それがユーザーにとってバイオと他のパソコンとの差別化ができなくなり、商品としての魅力が希薄化してしまったこと。
  • 2003年夏頃からAMD社CPU搭載機種を販売しなくなったことでローエンド機の価格が上昇したこと。

他にも、筐体デザインを優先するあまり強度や耐久性に疑問が残る製品の存在(いわゆるソニータイマーもこの系統の問題)が、特にPCを酷使するヘビーユーザーなどを中心に警戒され避けられる要因となったという見解や、音楽の著作権を保護するために、OpenMG等に代表される著作権保護技術を採用した事、記録メディアの対応の遅れ(以下に記述)などが原因となっている。

対応の遅れについて

VAIOはかつて、メモリースティック以外のメモリーカードやDVD-RAMなどに対応が遅れていたが、これはソニーが自社規格(=ユーザの囲い込み)にこだわったためといわれている。

メモリースティック以外のメモリーカードについては、2006年9月時点ではあらゆるメモリーカードに対応するようになった機種が増えたものの、対応自体は他社よりも遅れていた。DVD-RAMも採用は2004年秋モデルからであり(しかしソニー製DVDレコーダーでは、DVD-RAMがつい最近まで録画はおろか再生すら使用不可能であったが、現在は再生のみ可能である)、それ以前はDVD±RWドライブやDVD-RWドライブなど、DVD-RAMが使用できないドライブしか搭載していなかった。

ビジネスモデルの変更

2007年にはソニーは通常型のデスクトップPCの製造を中止し、以降は据置きのPCはリビング向けのものや映像編集等に用いられるハイエンドのみを販売している。ラップトップでは、後述のtype Gを投入することでビジネスPCの分野に本格参入した。また、単体販売向けの液晶ディスプレイの生産を中止する発表をした。液晶ディスプレイは陳腐化・低価格化の速い分野である

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

VAIOオーナーメード

ソニーは2005年より、直販サイト「ソニースタイル」や一部の量販店での出張カウンターでオーダーメイド (Built To Order, BTO) での注文を受け付けるようになった。ソニーではこのサービスをVAIO・OWNER・MADE(VAIOオーナーメード)と呼んでいる。CPUやメモリ、ハードディスクドライブなどといったハードウェア仕様から、プリインストールされるソフトウェア、その他周辺機器など自由にカスタマイズできる。また、Type SのプレミアムバージョンやType Uのゼロスピンドルモデルなどのオーナーメイド限定の製品や構成もある。オーナーメード製品にはメーカーから購入者に宛てた事業本部長の署名入りのメッセージカードが同梱されている[3]

最新ラインナップ

現在のVAIOに共通する、他社製品と異なる特徴として次のようなものがある。

  • AVエクスペリエンスの重視

ソニーは元々業務用機器に強いメーカーではあるが(放送分野等)、ベーシックな性能のみが求められコスト競争も厳しいビジネスPCには消極的だった。近年Let's noteのようなPCがビジネスPCの中でシェアを伸ばしたこともあり、現在は後述のようにtype BZやtype Gといったビジネス型をラインアップしている。 なお、大手の中にはIBM(現レノボ)のように極端なビジネス向けモデル偏重の戦略を採るメーカーもある。

誰でも一見してVAIOとわかるように大きくロゴをあしらわれてはいるが、ほとんどのモデルはデザイン自体も特殊なものが採用される。デスクトップではセパレート式のtype R master、ボードPCのtype L、円柱型のTP1、ノートでは薄型のtype TZやハンドヘルド式のtype U等、大手メーカーのPCとしては異端的なデザインを採用することが多い。

デスクトップパソコン

type R Master [RM]
RCシリーズの後続版。VAIOハイエンドPCとしてワークステーションレベルのスペックを選択することも可能なマシンであり、これをベースとした業務用バージョンの計画もある[4]
最大の特徴は、PCI Expressを1.8メートルのケーブルで引き回す斬新な発想である。「メインユニット」(本体/ハードディスク部)と「アクセスユニット」(光学ドライブ部/インタフェース部)に筐体を分離したため、RCシリーズよりも高機能化していながら自由なレイアウトや横置きにも対応する。
動画、及び、静止画編集を主な用途とする製品の中でも群を抜くハイエンドマシンとなっており、Core 2 Quad プロセッサー、RAID構成のHDD、地上・BS・110度CSデジタル/地上アナログ(ダブル録画)、Blu-rayドライブといった最新ハードウェアを網羅する上、最上位機種はOSにいわゆる全部入りエディション「Windows Vista Ultimate」、HDCP対応24型ワイド液晶(WUXGA)の搭載、Adobe PremiereやAdobe Photoshop Lightroomをプリインストールする。
2008年夏モデルでは店頭販売モデル全機種、CPUはCore 2 Quad、ドライブをBlu-rayに統一。HDD容量を増量(最上位機種:VGN-RM75UDL4は1TB(500GB×2)、下位機種:VGN-RM55D/RM55DL9は640GB(320GB×2))、最上位機種(VGN-RM75UDL4)はメインメモリを3GBに増量した。
オーナーメイドモデルでは、CPUをより高クロックなCore 2 DuoやクアッドコアのCore 2 Extreme、HDDを最大6TB(1TB×6)に変更出来たり、アクセスユニットを含まない構成を選択可能、また2台の24型液晶ディスプレイをセット可能など、オーナーメイドモデルの中でも特に広範囲な選択肢の中から受注出来る機種となっている。また、HDD増設用のスペースや電源ケーブルを多数用意していたり、通常は自作PCに用いる巨大な高性能ビデオカードにも対応できるなど、上級ユーザーに対してハードウェアの増設を許容する方向性を見せている。
当初RM専用に開発された24型液晶ディスプレイは開発陣の拘りの仕様[5]だったが、本体とセットでしか購入できなかった。その後、ソニーはPCディスプレイ分野からの撤退を発表[6]したが、これより後にこのディスプレイは単体で販売されることになる[7]
type R [RT]
第二世代に登場していた「type R」が25.5型ワイド・フルHD液晶を搭載したボードPCとして復活。ボードPCなので、「type R Master」より大画面でありながら、省スペースを実現した。CPUはクアッドコアのintel Core 2 Quad、グラフィックアクセラレーターはNVIDIA GeForce 9600M GT、メモリは標準で4GB(2GB×2)搭載。また、将来の拡張に備え、メモリスロットは空きスロットを2つ確保し、HDDは背面に2箇所あるカバーを開けるだけで交換できる「ハードディスクドライブベイ」を装備した。
また、このモデルでは用途に応じ「ビデオエディション(VGN-RT70D)」と「フォトエディション(VGN-RT50)」の2つのバージョンを用意。「ビデオエディション」はビデオ編集ツール「Adobe Premier Pro CS3」など映像編集に特化したソフトを多数プリインストールし、操作性に優れたUSBジョグコントローラー付属。小型タイプの地上デジタルチューナーを2基搭載し、地上デジタル放送の視聴や録画も可能。「VAIO AVC トランスコーダー」を搭載し、地上デジタル放送の長時間録画や編集時間の高速化を実現した。一方の「フォトエディション」は写真に特化したモデル。外部からの光を遮断し、編集作業の効率を上げる専用の遮光ディスプレイフードを付属。写真編集ソフトの「Adobe PhotoShop」系列をプリインストールしている。
VAIO・OWNER・MADEモデルではエディションは用意されていないものの、OSでVista Ultimateの選択が可能で、CPUは高スペックのCore 2 DuoやCore 2 Quadから6種類、HDDは最大2TB(1TB×2)まで搭載でき、RAID 1(ミラーリング)やRAID 0(ストライピング)の設定も可能。その他、フォトエディションに付属するディスプレイフードやビデオエディションに付属するUSBジョグコントローラーの有無、地上デジタルチューナーやVAIO AVC トランスコーダーの搭載/非搭載を選択できるなど、きめ細やかなカスタマイズが可能である。
type L [LV / LN / LJ]
第一世代"W"、"P"や第二世代"M"の後継。ノートパソコン用の部品を多用しつつ、デスクトップパソコンとノートパソコンの長所短所を補いあうような設計やデザイン性を重視したモデル。本体を貫通するプラスチックパネルを用い、ボードPCというコンセプトを実現。液晶のサイズにより15.4型ワイド、20.1型ワイド、24型ワイドの3タイプが有る。
2008年秋冬モデルよりLMシリーズはLNシリーズへ、LTシリーズはLVシリーズへグレードアップすると共に、液晶サイズが一回り大きくなった(19型ワイド→20.1型ワイド、22型ワイド→24型ワイド)。性能も向上し、CPUはデスクトップ向けのintel Core 2 Duo E7200(2.53GHz)を搭載、LN・LV全機種で地上デジタルチューナーを2基装備しダブル録画にも対応。LM50DBを除くLN・LVの機種でBlu-ray Discドライブを搭載した。VAIO・OWNER・MADEモデルでは、2種類のグラフィック(NVIDIA GeForce 9300M GS 又は intel GMA X4500HD)、3種類のディスクドライブを選べ、HDDは最大2TBまで(LN90Sは1TBまで)搭載可能である。
一方、15.4型ワイドを搭載するLJシリーズはマイナーチェンジにとどまるものの、CPUはノートパソコン向けのCore 2 Duo T8100(2.10GHz)を搭載し性能を向上させた。店頭販売モデルはエバーホワイトのみとなったが、VAIO・OWNER・MADEモデルではオーシャンブルー・プレシャスゴールド・フロスティピンク・コスミックブラックを加えた5色のボディカラーから選択でき、地上デジタルチューナーも搭載できる。
type J [JS]
2008年秋冬モデルよりラインナップされたボードPCで、テレビチューナーやワイヤレスLANを搭載しないエントリーモデルである。CPUはPentium Dual-Core E2200(2.20GHz)、ディスプレイには大画面20.1型ワイド液晶を搭載する。店頭販売モデルではシルバーとピンクの2色展開で、シルバーにはOffice 2007をプリインストールしない機種(VGN-JS50/S)も用意される。また、VAIO・OWNER・MADEモデルでは、限定色のブラウン、ブラックを加えた4色展開で、CPUにintel Core 2 Duo、ディスクドライブにBlu-rayを搭載できるなど、ハイスペック仕様にすることが可能である。
TP1 (TV side PC)
型名に「type」が付かない唯一のモデル。type Xと同様に一般家庭用テレビに接続し、インターネットや動画の視聴などを専用リモコンやタッチパッド搭載ワイヤレスキーボードを利用してより手軽に扱えるよう設計されたリビングPCである。type X Livingとは対照的にAV編集機としてのイメージを薄め、シンプルさと扱いやすさを売りとしている。液晶テレビとはHDMIで接続する事を前提としているが、アナログD-Sub15ピンやDVI接続(HDMIを変換)による接続も可能としている。
これまで、地上・BS・110度CSデジタルチューナー(VGF-DT1)を使うことで、デジタル放送を視聴することができたが、当社が新たに開発した小型サイズの地上デジタルチューナーを新たに搭載したことで、地上デジタル放送についてはTP1単体で視聴できるようになった。また、この地上デジタルチューナーを2基搭載しているので、裏番組や2番組の同時録画が可能である。ボディカラーは、これまでのホワイトボディに加え、ブラックボディも登場した。店頭販売モデルでブラックボディのVGX-TP1DQ/BではBlu-rayドライブを搭載し、HDDは500GBと大容量としている。
VAIO OWNER MADEモデル(VGX-TP1QS)ではHDDを最大1TBまで増やせる上、テレビチューナーレス仕様にすることができる。

ノートパソコン

大画面ノート

type A [AW]
AV機能に重点を置いたVAIO・大画面ノートのフラッグシップモデル。ディスプレイは前機種の「ARシリーズ」より一回り大きくなった18.4型ワイド・フルHD液晶を搭載。CPUにはintel Core 2 Duo T9400(2.53GHz)を搭載し、intel Centrino 2 プロセッサー・テクノロジーに対応した。グラフィックも性能を強化しNVIDIA GeForce 9600M GT」にグレードアップ。10キーを標準装備し、デスクトップと変わらない操作性を持たせた。また、HDMI出力端子を装備し、HDMIに対応したテレビとHDMIケーブル1本で接続できる。
デスクトップのtype R同様、用途に合わせて「フォトエディション(VGN-AW70B/Q)」と「ビデオエディション(VGN-AW50DB/H)」の2バージョンを用意した。「フォトエディション」は写真に特化したモデル。バックライトに独立した3色のLEDを採用したRGB 3チップLEDバックライトを装備し、Adobe RGBカバー率100%を達成。液晶は外交や蛍光灯による写りこみを拡散させるアンチグレア(つや消し)処理を施した。別売りのディスプレイフードと併用することで液晶本来の色を認識させ、作業効率を向上できる。また、写真を編集する為のソフト「Adobe PhotoShop Elements 6/lightroom 2」をプリインストールした。一方の「ビデオエディション」はNTSC比104%の艶のあるクリアブラック液晶を搭載し、映像編集ソフト「Adobe Premiere Elements 4」をプリインストール。また、地上デジタルチューナーを2基搭載し、ダブル録画にも対応した。なお、2つのエディションで異なるボディカラーを採用しており、「フォトエディション」はプレミアムブラック、「ビデオエディション」はチタングレーである。
VAIO・OWNER・MADEモデルにも2つのエディションを用意(フォトエディションはAW90シリーズ、ビデオエディションはAW80シリーズ)。OSは3種類(Home Premium/Business/Ultimate)から、CPUは仕様が異なるintel Core 2 Duoを4種類から選択でき、地上デジタルチューナーも搭載できる。また、ストレージはHDDのみだけでなく、SSDとのハイブリッドストレージ設定も可能である。
type F [FW]
type F [FZ]の上位機種として発売された新シリーズ。FZシリーズより一回り大きく、同社液晶テレビ「ブラビア」と同じアスペクト比の高解像度 (1600×900) 16.4型ワイド液晶を搭載。この液晶は「リッチカラー」と呼称するNTSC値約100%の高画質を実現している。店頭販売モデルでは全機種Core 2 Duoの最新機種P8400 (2.26GHz) を搭載するとともに、「intel Centrino 2 プロセッサー・テクノロジー」に対応した。また、グラフィックの性能も「ATI Mobility Radeon HD 3470」を搭載することで強化された。さらに、最上位機種のVGN-FW70DBでは新開発の小型地上デジタルチューナーを2基搭載し、地上デジタル放送を視聴・録画することができる。また、最下位機種(VGN-FW30B)を除き、Blu-ray Discドライブを搭載する。
VAIOの大画面ノートにおける地上デジタル放送対応モデルは長らくtype Aのみだったがこのtype F[FW]のVGN-FW70DB(現在はVGN-FW71DB/W)は久々に登場した地上デジタル放送対応モデルである。
2008年秋冬モデルより、VAIO・OWNER・MADE限定モデルとして、1920×1080ドットのフルHD液晶や、グラフィックアクセラレータに512MBの専用ビデオメモリを持つATI Mobility Radeon HD 3650を搭載でき、ホワイトとチタングレー(限定色)の2色のボディカラーが選べるVGN-FW91シリーズが用意された。また、VAIO・OWNER・MADEモデルのFW81シリーズと店頭販売モデルのFW71DB/W・FW51DB/Wもマイナーチェンジされた。
type BZ
Windows Vista Businessを搭載するビジネスモデルで、type BXの後継機種にあたる。最新のintel Core 2 Duoを搭載するとともに、Centrino 2に対応する。軽さと丈夫さを実現するマグネシウムボディを採用。ビジネス利用を想定している為、TPMセキュリティーチップを標準で搭載。また、液体をこぼした時にもあわてずにデータを保存してシャットダウンできるように、キーボード部を「ウォーターレジスト構造」にしたことにより、液体がパソコン内部に入り込む時間を遅らせることができる。VAIO OWNER MADE限定モデルである。
2008年10月からCTOメニューが追加されたことに伴い、Vista Home Basic搭載モデル(VGN-BZAAHS)が追加された。
type N [NS]
type N [NR]の後継機種。NRシリーズと同様に、メールやインターネットを中心に利用するライトユーザーをターゲットにしている。最新のCore 2 Duo(P8400)やIEEE802.11n Draft 2.0対応のワイヤレスLANを搭載したことで、Centrino 2プラットフォームに対応した。また、ボディカラーもこれまでのホワイトに加え、ダークブルーを加えた2色展開とした。また、BD-ROM/スーパーマルチ一体型ドライブを搭載した上位機種VGN-NS70B/Wが加わった(ボディカラーはホワイトのみ)。なお、NRでは用意されていたOfficeなしモデルは廃止された。
このシリーズからtype NもVAIO・OWNER・MADEの対象モデルとなった。店頭販売モデルとは異なり、HDDは店頭販売モデルより少なめに設定されており(160GB、店頭販売モデルは250GB)、選択範囲はCPU・メモリ・グラフィックアクセラレーター・3年間保証サービスの内容と他のモデルより少なめである。
type C [CS]
艶のあるボディが特徴の14.1型コンパクトノート。今回、カラーLEDイルミネーションを装備し、天板をなでるなどのアクションを加えたり、音楽を聴いているときなど、状況が変化するたびにまるで感情を持つかのようにイルミネーションが変化する変わった特徴を持たせた。さらに液晶の下にはタッチセンサーを搭載し、音量調整等を容易に調整できるだけでなく、指の動きに合わせてセンサーが光る遊び心も併せ持つ。また、パソコン本体だけでなく、キャリングケース(CS60シリーズには付属)、Bluetoothレーザーマウス、マウスパッド、アクティブスピーカーシステム(ノーブルブラウンは除く)を同色でカラーコーディネートすることもできる。また、PC性能も向上し店頭販売モデルは全機種CPUをintel Core 2 Duo P8400(2.26GHz)とし、intel Centrino 2プロセッサー・テクノロジーにも対応した。
VAIO・OWNER・MADEモデルでは、店頭販売モデルの4色に加え、限定色のノーブルブラウンを加えた5色展開。CPUは廉価のCeleron 575(2.00GHz)や性能が異なるCore 2 Duo3種類、グラフィックにNVIDIA GeForce 9300M GS(CPUでCore 2 Duoを選択したときのみ)、ディスクドライブにBD-ROM/スーパーマルチ一体型を選択できるなど、ライトユーザーからヘビーユーザーまで柔軟に対応できるようになっている。

モバイルノート

type S [SR]
これまで、ハイエンドモバイルノートとして展開していたが、後述のtype Z登場により、デザイン・性能を見直し、より親しみやしさを持つモバイルノートとして生まれ変わり、「SRシリーズ」となった。
キーボードはキーとキーが独立した「アイソレーションキーボード」とし、ボディは曲線を多用した丸みのあるデザインとした。また、自宅・会社・外出先と、一発でモードを切替できる「Switch」を装備する。性能面は「SZシリーズ」より強化され、「Centrino 2」に対応するCore 2 Duoや「ATI Mobility Radeon HD 3470」を搭載し、グラフィック性能を向上。もちろん、SZシリーズ同様「VAIOハードディスクプロテクション」・指紋センサー・TPMセキュリティチップも搭載した。
2008年秋冬モデルでは、店頭販売モデルのSR51シリーズとVAIO・OWNER・MADEモデルのSR91シリーズがマイナーチェンジとなり、VAIO・OWNER・MADEモデルでは、ブルーレイディスクドライブを選択できるようになった。また、ボディカラーはシルバーとピンクでそれぞれ質感が異なるカラーリングを用意したことで、店頭販売モデルはスターダストシルバーとサクラピンクの2色展開、VAIO・OWNER・MADEモデルは限定色3色(ナイトブラック・スパークリングピンク・ブリリアントシルバー)を加えた5色展開となった。
type Z
type S[SZ]のコンセプトを継承したハイエンドモバイルノート。Centrino 2対応のCore 2 DuoやDDR3 SDRAMのメモリーを装備し、モバイルノートでありながら、高速処理・省電力を実現。さらに、type S[SZ]で装備されていた「ダイナミック・ハイブリッドグラフィックス」機能を継承。切り替えスイッチひとつで「NVIDIA GeForce 9300M GS GPU」とチップセット内蔵の「intel GMA 4500MHD」の2種類のグラフィックアクセラレーターを使い分けることで、高速処理とスタミナを両立。また、切替の度に必要だったPCの再起動が不要になり、より使いやすくなった。液晶も新開発の「クリアソリッド液晶」を採用。映りこみをおさえて、細かい傷から液晶を守りつつ、NTSC比約100%の高画質を実現した。
VAIO OWNER MADEモデルでは、モバイルノートでありながら、ブルーレイディスクドライブやワイアレスWANを搭載できたり、ストレージHDDの替わりにSSDを装備できるだけでなく、SSDのRAID 0構成も可能で、2.5型HDD装備時の約3.7倍のデータ転送速度を実現している。2008年10月からCTOメニューが追加され、以前は不可能だったブルーレイディスクドライブとSSDの同時搭載が可能になった。
type G
ビジネスモバイル用途に開発された携帯ノート。落下耐性など各種の試験の結果を公表するなど、自らを市場にLet's noteのライバルとしてアピールしている。天板だけではなく底面にもカーボンを使用し軽さと耐久性を両立させている。505の後継機といえるかも知れない。2007年秋冬モデルから、キーボードの防滴仕様や液晶に傷のつきにくいハードコーティング液晶を搭載し、さらに耐久性を増している。また、VAIO OWNER MADEではWindowsXP Professionalモデルも用意している。
2008年夏モデルではHDD・メモリを増量した新機種VGN-G2KBNAが発売された。
type T [TT]
type T [TZ]の後継機種。シリンダーデザインやアイソレーションキーボードなどはTZシリーズと共通だが、より丸みを帯びたデザインに変更された。ブルーレイディスクドライブや、ウォークマンと同様のノイズキャンセリング機構、高音質サウンドチップ「Sound Reality」を搭載するなどよりAV機能を強化している。また、新たに急速充電機能を搭載した。Centrino 2に対応。
VAIO・OWNER・MADEモデルでは、TZシリーズと同様、天板カラーやデザイン、ストレージ(ブルーレイディスクドライブ+SSDの同時搭載可能)などに多様な選択肢が用意されているが、ワイヤレスWAN(NTTドコモのFOMA)が省かれた。
type U [UX]
タッチパネル・スライド式フルキーボード・前後2個のWebカメラを搭載する超小型PC。中途半端な性能の割に価格が高く失敗した第一世代ウルトラモバイルPCと対照的に、ある程度価格を上げ高度な集積や液晶の高精細化を行い成功した。文庫本とほぼ変わらないサイズで500gを切り、世界最軽量のVista Capable PCの座にあった。世界初の「ゼロスピンドル」PC(HDDの代替としてSSDを搭載したモデル)である。

販売終了済モデル

デスクトップパソコン

type X Living
type Xの後継。HDMI端子やD4端子を搭載したTVにのみ接続でき、Blu-rayドライブや地上・BS・110度CSデジタル/地上アナログ(シングル録画)を標準搭載する。また横置きに対応した本体によりAV機器らしく進化し価格も手ごろになった。デザインを合わせた周辺機器、Xビデオステーションも存在する。
type H
type HXの後継。FeliCaポートを備え、よりホームユース向けのエントリーモデル。のちにデジタルチューナを搭載。ちなみにFeliCaSONYによって開発された。なお、2007年5月17日の決算発表会で今後はtype Hのような標準型デスクトップは終息すると発表された。このため、WindowsVistaを搭載する2007年春モデルからtype Hはラインナップに含まれていない。

ノートパソコン

type A [AR]
AV機能を重視した第二世代フラッグシップ。17型ワイドフルHD液晶やBlu-rayドライブ、HDMIを搭載し、贅を極めたモデル。
type F [FZ]
type F [FE]の上位機種として、HDVや一眼レフデジカメなどの特に画質を重視するユーザー向けに開発された。店頭モデルでは全機種Core 2 Duo搭載・最下位機種を除いてGeForce8400Mを搭載し、type Aに近い処理能力を有するが、地上デジタルチューナーをあえて搭載せず、書換え可能なBlu-rayドライブやHDMI端子を搭載した。書換え可能なBlu-rayドライブやHD-DVDドライブ搭載機種が軒並み40万円前後する中、25万円以下という戦略的な価格設定。現時点では他社にBDドライブ搭載・テレビチューナー非搭載モデルはない。また、液晶の高解像度化より画質の向上を優先し、ピュアカラー90と呼称するNTSC値90%の液晶を搭載する。
type F [FE]
ワイド&スリムのスタンダードモデル。新プラットフォームを採用している。FZシリーズが上位機種としてラインナップされたが、ほぼモデルチェンジに近い形となり、現在は店頭並びにVAIO OWNER MADEでの販売は終了している。
type F TV
type F [FE]に地上デジタルテレビチューナーを搭載したモデル。
type BX
ビジネスモデル。WindowsVista Businessを搭載したスタンダードモデルに加え、VAIO OWNER MADE限定でWindowsXP Professional搭載モデルも販売されていた。2007年春モデルまではVAIO OWNER MADE限定モデルであったが、2007年夏モデルからWindowsVista Business搭載モデルのみ店頭でも販売されているた。VAIOの中では、SonicStage等のオリジナルソフトや年賀状ソフト等の体験版などがほぼ全く添付されず、必要最低限のソフトウェアで構成されている。そのかわりに、A4デスクトップノートパソコンながら指紋認証TPMチップ、VAIO HDD プロテクションなど、従来はtype S等のB5モバイルパソコン等に採用されてきた機能を搭載する。店頭販売モデルの液晶は14.1型のみだが、VAIO OWNER MADEでは15.4型ワイド液晶も選択出来るようになっていた。
type N [NR]
シンプルをコンセプトに、デザインや機能を必要最小限に抑えたローエンドモデル。主にメールやインターネットなどで利用といったライトユーザーをターゲットとしている。最廉価機種でもあり、クリアブラックLE液晶やCeleronプロセッサーを採用していたが、2008年春モデルでは最上位モデルにCore 2 Duoを搭載、後にCore 2 Duo+メモリ2GB搭載モデルが登場した。
2008年夏モデルではCPUの性能アップ(Celeronは550/2.00GHz、Core 2 DuoはT8100/2.10GHz)をおこない、メモリは全機種2GBとした。
type C [CR]
type Cの後継モデルだが、type F lightの後継ともいえる。液晶の大きさが13.3型ワイドから14.1型ワイドに変更され、新たにMOTION EYEを搭載した。旧モデルに比べより大人の女性を意識したモデルとなっており、カラーバリエーションも旧モデルのつや消しから光沢感のあるデザインに変更され、長爪の女性でもミスタイプが起こりにくいようにアップルMacBookに似たキーボードを搭載する。旧モデルに引き続き色に合わせたケース(ピュアホワイトのみ別売)、別売で色に合わせたマウスやマウスパッドまで用意されており、トータルコーディネートがさらに楽しめるようになった。2008年春モデルでは、新たにプレシャスゴールドを追加した。VAIO OWNER MADEではより大人な女性に向けた『柄』バリエーション ブラウンリザード・ピンクリザード・シルバーリザード を選択する事が出来た(2008年春モデルより、VAIO OWNER MADE限定のブリザードデザイン2種類を追加)。
type C
カラーバリエーションを充実させたモデル。"カラフルを楽しむ、プライベートノート"としている。RIP SLYMEの"ING"でPVに広告として登場する。色に合わせたケースが標準添付され(シェルホワイトのみ別売)、別売で色にあわせたマウスも用意されるなどトータルコーディネートを楽しめるようになっており、10代から20代の女性を中心に気軽に持ち運べるA4ノートとして人気を博したが、わずか半年で筐体が変わるという短命な機種でもあった。
type S [SZ]
Core 2 Duoを搭載するハイエンドモバイルノート。GPU(GeForce8400M GSとチップセット内蔵グラフィック)をスイッチで切り替えることによって3D作画機能の向上と長時間駆動を両立させた。VAIO OWNER MADE限定で柄デザイン5種類とプレミアムブラウンの限定カラーを選択できる。また、VAIO OWNER MADEでは、Windows XP Professionalモデルも用意されていた。ただしXPモデルにはTPMチップを搭載することができない(VAIO Updateも付属しないが、サポートページからダウンロードしてインストールが可能)。
type T [TZ]
"TR"の後継モデル。505シリーズをイメージしたシリンダーデザイン等を採用。AV関連の操作ボタンを搭載、Windowsを立ち上げずに音楽やDVDを鑑賞できるインスタントモードを備えるなどAV機能を強化した"脱・仕事専用モバイル"としている。後に、FeliCaポートやX505で培った技術を導入したカーボン素材ボディを追加された。また、他社に先駆けてノートブック機に地上デジタル放送のワンセグチューナーを搭載した。(ワンセグチューナー付きモデルは当初、VAIO OWNER MADEモデルのみでの販売であった。)また、VAIO OWNER MADEモデルでは限定カラー5色と限定柄デザイン5種を含めた11種類のボディから選択でき、ワイアレスWAN(NTTドコモのFOMA)の有無やストレージでSSD(フラッシュメモリ)を選択できる。
2008年夏モデルでは、店頭販売モデルはHDD・メモリを増量。VAIO OWNER MADEモデルの限定デザインに「ナチュラルフラワー」を追加した。

VAIO 第一世代

デスクトップパソコン (PCV-***)

RZ 
RXシリーズの後継。タワー型。フラッグシップモデル。
HX 
HSシリーズの後継。テレビ機能付き省スペース型。
Wの後継。本体、ディスプレイ一体型。ワイヤレスキーボード、マウスとTVチューナー内蔵。
本体、液晶ディスプレイキーボード一体型折り畳みパソコン。一時期、Net MDドライブを搭載した機種もあった。
一体型。室内での移動を想定し移バッテリーが搭載されている。
RX 
Rシリーズの後継。機能重視なタワー型。
Sシリーズの後継、機能重視なタワー型。GigaPocketを初めて搭載し、AV機能を強化した。
Tシリーズの後継、別名「バイオ・マイクロタワー」。テレビ録画機能を備えた最初のモデル。
別名「バイオ・ミニタワー」デスクトップ型、もっとも古い。
HS 
LXシリーズの後継。ホームユース向きの省スペース型。中期からはペンタブレットが廃止された。
LX 
Lシリーズの後継。省スペース型。上位機種はペンタブレット液晶を搭載。
省スペース型。テンキーが無かった。
MX S
MXをモデルチェンジ。よりAV連携を強めた。
MX 
タワー型パソコン。ミニディスクFMチューナー、アンプを内蔵、本体前面にオーディオ機能の状態が表示された。
省スペースパソコン。オーディオ機能を重視。別名「バイオコンポ」。
JX 
Jシリーズの後継ということになっている模様だが、JXは省スペースタイプと、Jシリーズとはプロポーションが大きく異なっている。
エントリーモデル。Rシリーズなどと同じくタワー型である。

ノートパソコン (PCG-***)

初代700シリーズ:705及び707 全てのVAIOノートの元祖的存在の機種。705が普及機、707が上位機種として位置づけられていた。大きな違いは画面の解像度とメモリ容量。店頭価格では約20万円ほどの開きがあり、707は当時としても高額な約50万円ほどした。その後7xxシーリーズが続き8xxシリーズとなり、更にXR系やF系へと発展して行く。

505 
VAIOの代名詞的なモデル。B5サイズ。
N505 
B5サイズ。505(無印)の後継機。
Z505 
B5ファイルサイズ。
R505 
B5ファイルサイズ。Z505の後継機。ドッキングステーションによる拡張が可能だった。
V505 
B5ファイルサイズ。R505の後継機。光学ドライブを搭載した
GR 
XRの後継にあたるハイエンドモデル。MC後の後期シリーズより地上波アナログTV受信機能が追加された。
XR 
8**の後継にあたるハイエンドモデル。フラッシュサーフェイスデザイン等高品位なデザイン。
8**,7** 
ノートシリーズの全ての原型。A4ノート型で、8**はCPUにモバイルPentium(R)II、7**はCPUにMMX(R)が採用されている。
FR 
FXの後継となるエントリーモデル。
FX 
Fの後継。初期はインテルのCPUを搭載していたが、後にAMDのCPUを搭載したPCがメインとなった。
エントリーモデル。CDドライブ、FDDが内蔵されている。全プラスチックの筐体。
A4モバイルノート。光学ドライブ搭載で2.1kg、SXGA+表示の14.1型液晶。
TR 
C1とSRを統合したモデル。サブノート型、DVDドライブ、カメラを内蔵した。
SR 
505シリーズは大型化していったため、投入したサブノート型。MC後はワイヤレス機能付き。1スピンドルタイプのためCDドライブが外付け方式であった。
QR 
A4ファイルサイズノート。性能面からはエントリーモデル。
C1 
小型でワイド液晶でカメラ内蔵している。2000年秋以降製造された機種(VJシリーズ以降)からはTransmeta社製のCPUであるCrusoeを採用した。
C2 
C1とほぼ同じだが、カメラは非内蔵で液晶は反射型のものを搭載し、ハンディGPSレシーバーが付属している。
GT 
ビデオカメラを内蔵したモデル。
VAIOノートシリーズで最も小型。モバイル向け。
NV 
A4ノート。本体右側面に「エンタテインメントベイ」がある。
VX 
光学ドライブを廃したスリムA4ノート。無線LAN機能、バッテリー3.5~5.5時間駆動などモバイル性能を重視したモデル。
X505 (505 EXTREME) 
初代505のコンセプトを最新の技術で具現化したモデル。VAIO第一世代を締めくくった。

VAIO 第二世代

デスクトップパソコン (VGC-***)

type R [RA]/[RC]
第二世代のフラッグシップモデル。デジタルチューナBlu-rayドライブをいち早く搭載。ボディー側面に、吸気用の横穴を設けるなど、斬新な発想により水冷並みの静音化を実現している。
type HX 
スタンダードモデル。第一世代後期の物と同型。
type X 
TV録画が付いたAVレコーディングサーバー。最大7つの番組を同時に録画する事ができ、一台で最大1.2TBHDD容量をもつ。オプションのデジタルチューナーを接続すれば、デジタルハイビジョンの録画も可能。
type R [RA]
第一世代"RZ"シリーズの後継。外付けデジタルチューナによりデジタル放送に対応するなど多機能であった。
type V 
TV機能を搭載したシリーズ。初期は第一世代と同型。ディスプレイのバリエーションが多く。後期はデジタルチューナも搭載した。

ノートパソコン (VGN-***)

type A 
"GR"シリーズの後継。AV機能を重視した第二世代フラッグシップであり、AVアンプ部にS-MASTERを搭載し高音質にこだわった設計をしていた。
type B 
ビジネスモデル。Zシリーズと似た特徴を持つ。
type E 
スタンダードモデル。液晶背面の種類が3色ある。
type K 
スタンダードモデル。第一世代"FR"シリーズの後継で、筐体デザインも似ている為、事実上typeFとも言える。デスクトップ用CPUを搭載して低価格を実現。デスクトップ向けCPUを搭載しているため、消費電力が大きくACアダプターもかなり大型。
type 505 EXTREME 
前のモデルのままだが、第二世代としている。カーボン素材ボディ。
type Y 
企業向けモデル。サブノート型。
type S 
505シリーズの後継であるビジネスモバイルノート。高性能とワイド液晶が特徴であったが、type Zの登場によりエントリーモバイルノートとしての性格が強くなった。
type Z 
ハイエンドモバイルノート。実質的にはtypeS プレミアムエディションの後継。
type U 
第一世代"U"シリーズの後継。当時世界最小を謳った小型PC、キーボードレスでタッチパネルを採用していた。

脚注

  1. ^ a b c d VAIOホームページInternet Archiveのバックアップデータ), The philosophy of VAIO「VAIO」の由来とフィロソフィー 2000年
  2. ^ ソニー (2008-07-16). "さらに高い付加価値の創造・提供を目指し、VAIOブランドを再定義". Press release. 2008-07-17 閲覧。
  3. ^ 手書きではなく印刷。また、一時期のソニーのハイエンドAV機器には技術の解説などもふんだんに載ったフルカラーの取扱説明書が附属していたが、この冒頭にはその製品の事業本部長の写真と言葉、署名が印刷されていた。
  4. ^ 小寺信良の週刊 Electric Zooma! InterBEE2006のレポート。ただし2008年2月現在、XPRI NSの公式サイトにはRMタイプの製品は登場していない。
  5. ^ 笠原一輝のユビキタス情報局
  6. ^ ソニー、PC用ディスプレイと標準型デスクトップPCからの撤退完了を発表。2007年に開かれた2006年度決算の説明会で。
  7. ^ ソニー、PC切替器付き24型ワイド液晶を単品で直販

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

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