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Turbo Pascal(ターボ パスカル)は、ボーランドが開発したPascalの統合開発環境である。 エディタ、コンパイラ、リンカを統合した統合開発環境のパーソナルコンピュータ向けの最も初期の製品のひとつである。CP/M時代に登場し、MS-DOS、Microsoft Windows用のものが存在した。安い価格・アセンブラで記述され全ての動作をRAM内で行う高速なコンパイラ、フルスクリーンエディタを含む使いやすい統合開発環境は当時大きな衝撃を与えた。 バージョン4からは、Modula-2で実現された特徴のいくつかをPascalに取り込み、ソフトウェアパーツのユニット化(分割コンパイル)やインラインアセンブラの利用、ハードウェアへの低レベルアクセス(メモリ、I/Oポート直接アクセス、割り込み処理の実装)を可能にし、通常のPascalは守備範囲としていないハードウェア制御やグラフィック等を含むより実践的なソフトウェア開発が可能になった点などをあげることができる。バージョン5.5からオブジェクト指向機能を持つまでに拡張された。これらがあいまってTurbo Pascalは好評を博し、ボーランドがメジャーな存在になるきっかけとなった。 Delphiは、Turbo Pascalの後継ソフトウェアである。Turbo PascalとDelphiの言語仕様はインテル系パーソナルコンピュータ上でのALGOL系言語ではデファクトスタンダードに近い存在となり、他のベンダからも(ソースレベルでの)Turbo PascalないしDelphi互換をうたう統合開発環境が数多く登場した。一方で、コード最適化の面では同じALGOL系各種言語を含む他の処理系に及ばない面もあった(ワンパスコンパイラの限界もあった)。 日本語版日本語版のTurbo Pascalは、マイクロソフトウェアアソシエイツとサザンパシフィックの2社が独自に日本語化を行なっており販売価格も違っていた。最終的にはマイクロソフトウェアアソシエイツに一本化され、後にボーランドジャパン(マイクロソフトウェアアソシエイツとボーランドインターナショナルの共同出資;後のボーランド株式会社)から発売されることなる。 備考
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