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トランスメタ(Transmeta)は、1995年、デビット・ディツェル氏によって設立されたアメリカのベンチャー企業。VLIW型のコードモーフィングマイクロプロセッサを開発したことで知られている。 トランスメタはふたつのx86互換CPUアーキテクチャを生み出している。 CrusoeとEfficeonである。 これらは低消費電力と発熱特性の良さを武器として、ノートパソコン、ブレードサーバ、タブレットPC、高静粛性のデスクトップパソコンなどに使われてきた。 2005年8月10日、トランスメタは初めて四半期決算で黒字となった。
歴史トランスメタはそのマイクロプロセッサ技術を極めて革新的で先進的なものとして低消費電力市場に売り込んできた。 彼らはx86市場で電力面でも性能面でも一番となることを目標としていた。 しかし最初のCrusoeの性能評価はあまりにも低かった。 しかも市場はCrusoeの開発の間にも進んでいた。インテルとAMDはどんどん性能を向上させ、低消費電力化にも取り組み始めていた。 したがって、最初のCrusoeはすぐに市場の片隅に追いやられてしまったのである。 このため、急いで再設計する必要が生じ、Efficeonプロセッサが出てくる。 Efficeonは、同一動作周波数のCrusoeの2倍の性能と言われていたが、他社と比較すると満足のいく性能ではなかった。 しかもチップ上の回路の複雑さのため、チップのサイズが大きくなって電力消費を増加させることになってしまった。 トランスメタは、数々の業界有名人(リーナス・トーバルズやデイブ・テイラー)を雇っていた。 その後、リーナス・トーバルズはLinuxの開発に専念するため、2003年6月にトランスメタを辞めた。 現在、トランスメタは保有する特許(何故か2001年にセイコーエプソンからも特許を譲渡されている)が最大の資産であり、そのためにAMDやマイクロソフトに買収されるのではないかとの噂もある。 2005年1月、トランスメタはチップ製造業者から知的財産ライセンス企業へと方向転換を図る戦略を発表した。 つまり、チップを売るだけでなく技術を他のチップメーカーに売るということである。 同年2月AMDがトランスメタを買収しようとしているとの予測が流れた。 同年3月トランスメタは68人を解雇し、208人が退職したことを発表した。 残った従業員の半数は LongRun2 という電力消費を低減させる技術をソニーの製品に組み込む仕事をしている。 ソニーはトランスメタの技術ライセンスを受けた主要な企業であり、PlayStation3に組み込む予定と見られている。 2005年5月31日、トランスメタは香港のCulturecomへの資産の売却と技術ライセンスの提供を発表した。 Culturecomは、倉頡輸入法を考案して現代中国コンピュータの基礎を築いたともいわれている朱邦復氏の会社である。 トランスメタはCrusoeに関する技術資産をCulturecomに売却し、Efficeonを製造し中国で販売するライセンスも供与した。 2006年2月9日、トランスメタは香港のCulturecomと交わしていた資産の売却と技術ライセンスの供与に関する契約を終了することで合意したと発表した。 2006年10月11日、トランスメタはインテルを特許権の侵害で訴えたことを発表した。同社は裁判所に対して特許侵害しているインテル製品の販売差し止めと損害賠償を求めている[1]。特許侵害しているとされた製品は、Pentium III、Pentium 4、Pentium M、Core、Core 2 などである。 2007年2月7日、トランスメタは技術サービス部門を廃止し、75人の従業員を解雇した。今後、ハードウェアを開発・販売することはなく、知的財産のライセンス提供に注力するとしている[2]。 2007年10月24日、トランスメタは係争中の特許侵害について、インテルが1億5000万ドルと今後5年間にわたり毎年2000万ドルを支払うことで和解に合意した [3]。 2008年9月24日、インテルと技術ライセンスの供与および和解金9150万ドル受け取りの前倒しで合意し、投資銀行Piper Jaffrayをアドバイザーに身売り売却先を探している事を発表した。 こぼれ話
関連項目脚注
外部リンク |
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