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openSUSEはノベルがスポンサーを務め、コミュニティが開発するLinuxディストリビューション。ドイツで開発されていたSUSE Linuxがノベルに買収されたことにより、100%オープンソースを目指すディストリビューションとして、SUSE Linuxという名称から改名した。 2008年6月現在の最新版は、SUSE Linux 11.0(2008年6月19日リリース)。
歴史openSUSEの端緒は、Linuxをインターネットからダウンロードするためにおよそ50枚のフロッピーディスクが必要だった(しかし潜在的なユーザーはごく僅かだった)1990年代頃に見ることが出来る。当時のS.u.S.E. GmbH (Gesellschaft für Software- und System-Entwicklung) はLinuxのディスケットを1つのパッケージにまとめて販売していた。また、その頃までにパトリック・フォルカーディング (Patrick Volkerding) により開発されたSlackwareディストリビューションがリリースされており、これはSuSE GmbHがドイツ語に大幅にローカライズしたインストールプロセスによってドイツ語圏において多大な人気を得ていた。それに加え、Slackware独自のインストールツールがSuSE GmbHによって開発されたYaSTによって置き換えられていた。1994年4月からSuSE Linuxパッケージのバージョン1.0はディスケットでなく(最終的には70枚を越えていた)、CDにて配布されることとなった。 1996年3月に、SuSE GmbHはSlackwareから独立した彼ら独自のディストリビューションをS.u.S.E. Linux バージョン4.2として公開するに至った。バージョン番号に関して多くの議論がなされ、バージョン1.1は受け入れられず、最終的にはダグラス・アダムズの小説銀河ヒッチハイク・ガイドに登場する「人生、宇宙、すべての答え」に対して答えられた42を採用することとなった。3枚のCDで構成された最初のディストリビューションには「Live-Filesystem」が含まれていた。 SuSE Linuxの販売数はバージョン4.2以降好調な伸びを見せた。当時既にLinux市場は成長段階に入っており、バージョン5以降、標準のSuSE Linuxディストリビューションをベースとして、ビジネス向けにより長いリリースサイクルとサポートを行うLinuxを供給するようSuSE GmbHに対しても要求が行われていた。しかし、このコンセプトが実現するまでは、長期リリース・アップデートサイクルと共にサポート、トレーニングサービスを受けることが出来るsuse linux enterprise Serverが2000年10月31日にリリースされるまで待たなくてはならなかった。 サポートの多様化と並んで、SuSE Linuxはバージョン6.1から(それまではインテル 80386のみだったが)DECによるAlphaを、バージョン6.3からPowerPCをサポートするプラットフォームに加えた。それら2つのディストリビューションによってSuSE Linuxディストリビューションは成長を続けることとなったが、使用が一般的に広まることは無かった。その後にはAMDのAthlon 64、インテルのItanium、IBM S390 (Z-Series) についても対応が行われた。 バージョン7.0から9.1まで、一般ユーザにはプログラム環境が限定された(それゆえ安価な)Personal Version とサーバ・開発ソフトウェアが付属するProfessional Versionという、2つのバージョンのSuSE Linuxが用意されていた。また、学生向けにCampus Version(中身はProfessional Versionと同じ)が割引価格で販売されていた。同様に、管理ハンドブックが含まれていないアップデートパッケージがProfessional Versionに対して用意されていた。 SuSE 9.1からノベルによって販売されることとなる。変更点には、FTPサーバを通じたインストールに加え2004年6月からは基本的なインストール環境が含まれているCDがインターネットからダウンロード出来るようになったことがある。CDに含まれているパッケージはFTPからはインストールすることは出来なかった。また、Professional Versionについて64ビット環境(AMD64とIA-64)向けのソフトウェアが収録されているDVDが店頭に並べられていた(SuSE 9.0の32ビット環境とは別に販売されていた)。また、SuSE Linux 9.1ではインストール・設定ツールであるYaSTがGPLにおいて公開された。Novellによって導入された改変には、バージョン9.2以降取り入れられている、KDEもしくはGNOMEデスクトップで利用可能な独自のLiveCDが重要な位置を占めている。またSuSE 9.2より初めてISOイメージで構成されたディストリビューションがダウンロード可能になった。バージョン9.3において、Campus Versionとアップデートパッケージは打ち切られ、バージョン10.0以降は1つのバージョンにまとめられている。 概要以前は、KDEを標準のデスクトップ環境としていたが、現在ではKDEとGNOMEを自由に選択できるようになっている。また、優れた設定ツールであるYaST、YaST2を搭載しており、インストール/ソフトウェア管理にRPM形式のスタイルを導入している。 ハードウェアの認識能力が優れている。先進的ではあるが安定的でないカーネルを搭載するのを避け、少し枯れてはいるが安定性の高いソフトウェアを採用している。また、ディレクトリの構成はSolarisなどの伝統的なUNIXに倣っている。たとえば、KDE、GNOME、Mozilla Firefoxなどの比較的大きなソフトウェアは 以前はSuSE社が日本に進出していなかったため日本ではあまり普及していないが、Version 9.1から日本語版もリリースされている。 Version 10.0から、ユーザコミュニティに開発プロジェクトを開放し、openSUSEサイトを公開している。以降はopenSUSEプロジェクトの成果を製品版に取り込むという形でのリリースとなる。 なお、Geeko(ギーコ)と呼ばれるカメレオンがこの製品のマスコットである。geek(コンピュータおたく) とgecko(ヤモリ)をかけた名称で、一般公募で決定した。 KDE4KDE4を既存の10.3、10.2に対してインストールするパッケージが配布されている。[1] また、KDE4搭載LiveCDも配布されている。
関連項目外部リンク
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