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Plan 9とは、UNIXの流れを汲むオペレーティングシステムの一種であり、ベル研究所で開発された。ケン・トンプソン等、UNIXの開発者と同じ開発チームによって作られており、開発に当たってUNIXの設計の問題点を改善することを念頭に置かれている[1]。
UNIXとの違いUNIXの問題点とは、1つのコンピュータを多くの利用者が共有することを前提に作られており、多くのコンピュータを多くの利用者が共有することは考えられていないことである。その結果、利用者が特定のコンピュータを占有することになり、それらのコンピュータは雑然と管理運営されることになる。 UNIXの当初の環境では、どの端末からコンピュータを使っても同じ環境を再現できた。Plan 9では、それをネットワーク上に繋がった分散処理環境上で実現する。 また、UNIXの開発がローカルなファイルシステムをどう表現するかということをテーマとして始まったのに対して、Plan 9は、ローカルであれリモートであれ、リソースというものにどうアクセスするかということを課題とする研究として始まった。 したがって、UNIXの設計当初になかったネットワークの利用を前提とし、端末、CPUサーバ、ファイルサーバ、認証サーバを分ける事でセキュリティの向上を狙う。また、ファイルサーバは毎日のスナップショットを保存し、ユーザーレベルでのバックアップ作業をほぼ不要なものとした。 当初はMOジュークボックスなどの利用を考えており、ハードディスクはMOジュークボックスのキャッシュという考え方だった。最近ではハードディスクの大容量化と低廉化が進んでいるため、MOジュークボックスの代わりにハードディスクを使えるようになりつつある。 名称の由来Plan 9の"9"には、UNIX version 8の次の版の意味があると言われている。なお、UNIX 8はベル研究所のチームよって開発された最後のUNIXである。 また、Plan9 from Bell Labsという文句でリリースをしているが、これはエド・ウッドの映画 Plan 9 from Outer Space に因んでいる。また、プロジェクトのマスコットキャラクターGlendaの名も同じくエド・ウッド作品グレンとグレンダに因む。初期の(つまり間に合わせの)ウインドウシステムはフェデリコ・フェリーニの名画「8 1/2」の名を冠するなど、ハッカー流ジョークの側面でもUNIXの後継であることを伺わせる。 Unicodeとの関係Plan 9の内部コードはUTF-8となっている。このため、多言語の問題は基本的には発生しない。また、そもそもUTF-8自体がPlan 9の研究の過程で生まれたものである。 ライセンスGNUプロジェクトはPlan 9のライセンス[2]をフリーソフトウェアライセンスだとは認めていなかったが、2003年6月にそのライセンスに変更が加えられ、GPLとは整合性を持たないながらも、フリーソフトウェアと認められるようになった[3]。 脚注
外部リンク
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