Minix

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MINIX

MINIX 3.1.2a
公式サイト: http://minix3.org/
開発者: アンドリュー・タネンバウム
OSの系統: UNIXライク
ソースコード: オープンソース
最新リリース: 3.1.2a / 2006年5月29日
カーネル種別: マイクロカーネル
ユーザ
インタフェース
:
ash
ライセンス: BSDライセンス
開発状況: 開発継続中

Minix(ミニックス)とは、1987年オランダアムステルダム自由大学(Vrije Universiteit Amsterdam)の教授であるアンドリュー・タネンバウムが、OSの教育用に執筆した著書Operating Systems: Design and Implementationの中で例として開発したUNIX風のオペレーティングシステム (OS) である。

目次

歴史

UNIXソースコードAT&Tのライセンス問題により非公開になった[1]ため、OSの教材用にUNIX version 7の互換システムを再設計したものである。機能上新しさはないが、マイクロカーネル構造を採用するなど、モダンな洗練が行われている。元々IBM PCを対象に実装されたが、その後AtariAmigaMacintoshSPARCなどにも移植された。

特徴

初期のバージョンは非常にコンパクトであり、フロッピーディスクでの運用もできた。 2005年にリリースされたMinix 3では動作にハードディスクを要するものの、割り込みハンドラプロセススケジューラプロセス間通信機能などを含むマイクロカーネル本体のソースコードは4000行弱に抑えられている。なお、VMwareBochsなど仮想マシンでも動作する。

1987年のリリース当初からすべてのコードは公開されていたがオープンソースではなかった。これは出版社であるPrentice Hallの意向と、タネンバウム自身による「Minixはあくまで教育用のホビーであり、実用が目的ではない」という考えによる。とりわけ特徴的なのは、Minixには仮想記憶が実装されていなかったことである。なお、ライセンスについては2000年に過去のソースコードも含めてBSDライセンスを採用している。

Linuxとの関係

Minixの「実用を目的としない」というポリシーに対し、ニュースグループcomp.os.minixにおいて、リーナス・トーバルズをはじめとするメンバーを中心にMinixを実用に耐えるOSにしようという試みが提示され、タネンバウムと論争が起こった[2]。 しかし、タネンバウムは新たな機能を追加するつもりはなかったので、リーナス・トーバルズは新たにOSを作ることを決断し、1991年10月にはついにLinux version 0.02がリリースされるに至った。

結果として、後発のLinuxやFreeBSDの方が広く普及することとなったが、Minixのソースコードはコンパクトで初学者にも読みやすく、教材としての目的は十分に達しているといえる。

脚注

  1. ^ UNIX#UNIXの普及と展開
  2. ^ ディベート:リナックスは時代遅れだ

関連項目

参考文献

  • Andrew S. Tanenbaum; Albert S. Woodhull (2005). Operating Systems: Design and Implementation, Third Edition, Prentice Hall. ISBN 9780131429383. 
  • A.S. タネンバウム・A.S. ウットハル 『オペレーティングシステム 設計と理論およびMINIXによる実装』 千輝 順子、今泉 貴史、ピアソンエデュケーション、1998年、第2版。ISBN 9784894710474

外部リンク

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