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Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)は、アドビシステムズが販売しているビットマップ画像編集ソフトウェアである。フォトレタッチツールを代表するソフトである。
歴史1987年、ミシガン大学の学生であったトーマス・ノールがMacintosh Plus向けにグレースケールの画像を扱うソフトウェアを開発した。これに目を惹かれたインダストリアル・ライト&マジックの画像編集部門の社員であり、トーマスの弟でもあるジョン・ノールが開発に参加し、ImageProと呼ばれるイメージスキャナの取込ソフトウェアとして完成させた[1]。後にこれをアップルコンピュータとアドビの社員に見せ、1988年9月にアドビがライセンスと販売権の取得を決定し[1]、1990年に最初のバージョンであるPhotoshop 1.0が発売された。 アドビ社の印刷業界でのノウハウを生かして、その方面の機能強化や、機材やソフトの連携を練り込まれたPhotoshopは、それまで高価な機材が必要だった作業をパソコン上で安価に実現させ、デザイン・出版・印刷などのプロフェッショナル業界に、あっと言う間に浸透していった。 安価とはいえ、当時のMacintoshの価格は優に100万円を越え、Photoshopの価格も15万円以上だったが、それらの作業を可能にする専用の写真機材は比べるべくもなく高価だった。そのためPhotoshopを使うためだけにMacintoshを購入するユーザーも多く、現在でもMacintoshのキラーアプリケーションの代表的ソフトウェアである。 バージョン2.5からはMicrosoft Windows版も登場し、パソコンの高性能化、低価格化にともないその敷居は低くなり、プロフェッショナルユーザーだけでなく、アマチュアのイラストレーターや写真家、画像加工に興味ある一般ユーザーにも浸透し、画像加工・調整を行ううえでの事実上の標準ソフトとなっている。英語では動詞にもなっており、"写真をphotoshopする" とは、(ウェブページなどに掲載する目的で)デジタル写真にPhotoshopでいたずら描きすることをいう。 2008年1月25日に Wine 0.9.54 がリリースされ、Linux などの Unix系 OS における Photoshop CS/CS2 の動作が Wine でサポートされるようになった[2]。 概要写真のレタッチソフトとして知られているが、画像加工、イラストレーション、印刷業界などあらゆる画像分野で使用されており、この分野では代表的な存在である。主に写真などの加工に適しており、さまざまなフィルタやプラグインを追加することによって、機能を拡張することができる。また、IllustratorやImageReady、InDesignといった同社の他のソフトとは、シームレスな連携がはかられている。 Photoshopの標準画像形式はPSDフォーマットであり、レイヤーやパス、印刷情報や著作権情報などを付加して保存できる。また多くの画像フォーマットに対応しており、ビットマップ画像だけでなくベクトルデータを扱うこともできる。 バージョン、シリーズおよび類似ソフトバージョンの数字の表記は7までで、その後はPhotoshop CS (Creative Suite)という新ブランドネームに改訂されている。バージョン5.5からは、当初は別パッケージで供給されていたWeb用画像作成ソフトウェアImageReadyとセットで販売されている。(CS3から機能の統合が行われ、セットでの販売はなくなった)その後バージョン6になって、インターフェースの変更が行われ、同時にこれまで、弱いとされていた画像プリントエンジンの強化が行われた。また、Microsoft Windows版ではCSから、Mac OS X版はCS2から不正使用を防ぐ為、アクティベーションも導入された。 パーソナルユース向けに機能を限定した廉価版としてPhotoshop LE、Photo Deluxe、Photoshop Elementsが発売され、各種のデジタルカメラやスキャナなどに付属ソフトウェアとして同梱されてたり、パッケージとして販売されている。通常版との違いは、レイヤーやトーンカーブ機能の制限や、CMYK画像の編集ができない点などがある。画像管理面の機能も付加され、直感的な操作で作業が行えるなど、パーソナルユース向けの性格を強くしている。 また近年では、高機能デジタルカメラの普及にともない、RAW現像に特化したソフトウェアとして、Photoshop LightroomがPhotoshopファミリーとしてリリースされている。 Photoshopはその編集性の高さから絵を描くことにも使われるが、この用途ではPhotoshopと同時期に登場したフラクタルデザイン(後にメタ・クリエイションズ、コーレルで開発)のPainterが有名である。画像の切り貼りや色調整などの画像加工に長けたPhotoshopに比べ、Painterはブラシや画材などの描く・塗る・デッサンなどの「用具を用いて絵画を描く機能」の再現をスクリーン上で行なうことを主旨に発達しているため、ペンタブレットとの相性や描画機能など、絵を書く上でPhotoshopよりも優れている点が多い。(但し、CMYKの出力がPhotoshopよりも若干劣るため、併用している者も多い) この他、シェアウェアから発展したPaint Shop ProやオープンソースソフトのGIMPも、同種のソフトである。 そのほかに、漫画の制作でも使われることがある。マンガ制作に使われる他のソフトウェアとしてはComicStudioやComicWorksなどがある。なお、これらのソフトウェアは漫画を制作するためのソフトウェアなので基本白黒での作業になる。(最新版はカラーに対応) リリース履歴
脚注
外部リンク
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