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隠語(いんご)とは、ある特定の専門家や仲間内でしかその意味が分からない言葉や言い回し、用語のこと。英語ではスラング(Slang)もしくはジャーゴン(jargon)と訳され、用途やニュアンスによって使い分けられている。 概要外部の人間には基本的にわからない言葉であるが、専門用語とは異なり、その特定の分野における公的な言葉とは見なされない。また、全く意味の関連性がない他の一般用語に特定の意味を持たせる事があり、一般的な用語になる事は少ない。隠語が生じる原因としては以下のような例があげられる。
これらは必ずしも分離できるものではなく、複合的に隠語を形成する要因となる。語彙をスラングとジャーゴンを明確に区別することは難しいが、スラングは趣味・娯楽等で使用される流行語的な性質や方言に近い単なる言葉のずれとしての性質を、ジャーゴンは学術的な場面で使用されることの多い専門用語の前段階としての性質を重視されていることが多い。 流通業や小売業などで使われる符牒なども隠語の一種と考えられる。犯罪者や警察官などが、集団外の人間に話している内容が知られては困る場合にわざと使う用語もこれに含まれる。法曹関係者、建設業従事者、芸能界関係者、マスメディア関係者、風俗業関係者などの間で用いられる、一般人には理解できないような言い回しなどもこれに入る。 医師や看護師などの医療関係者の場合、患者と家族の前で仕事を行うことになるため、あえて部外者には分からない言い回しを使うことによって、仕事を行いやすくする目的もある。例えば「エッセン」(食事休憩のこと。ドイツ語の essen(食べる)に由来)「拾う」(当直のさいに患者の死に遭遇すること。ドイツ語の sterben(死ぬ)から「シュテルベン→捨てる→拾う」という語呂合わせ)など。 警察官の場合「マル+漢字1文字」で表す隠語がよく使われることが知られている。「マル暴(暴力団、暴力団員)」「マル被(被疑者)」「マル害(被害者)」「マル走(暴走族)」「マル有(有線電話―警察無線に対して)」など。 寄席芸人の隠語として「カゼ(扇子)」「マンダラ(手拭い)」「タロ(給料、金銭)」「タレ(女性)」「キン(観客)」「ドサ(田舎)」などがある。 関連項目外部リンク |
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