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カーミット (Kermit)はコンピュータファイル転送プロトコルおよび通信ソフトウェアの名称である。カーミットはファイル転送、端末エミュレータ、スクリプト言語プログラミング、および異なるハードウェアやオペレーティングシステム間での文字コード変換の機能を提供する。
技術カーミットプロトコルは、全二重および半二重/8ビットおよび7ビットのシリアル通信の上で、システム/媒体の非依存の形式で、テキストファイルとバイナリファイルの転送の機能を提供し、数百の異なるコンピュータ/オペレーティングシステムの上に実装されている。全二重通信を使用した場合、スライディングウィンドウプロトコルによる選択的な再送が使用され、優れた性能とエラー回復を実現する。コロンビア大学のカーミットソフトを適切に実装すれば、ZMODEM、YMODEM、XMODEM のようなほかのプロトコルと同等か、より優れた性能を実現することができる。RS-232C上での通信では、XMODEM のようなプロトコルは、256種類の文字コードをすべて転送する必要があるが、カーミットはいくつかの ASCII 制御コードを転送しないので、統計多重を構成できる。 歴史カーミットは1981年にコロンビア大学で開発され、学生はマイクロコンピュータ(当初は CP/M が動作する Intertec Superbrain)のリムーバブルメディアで、IBM のメインフレームや TOPS-20 オペレーティングシステムが動作する DEC の DECSYSTEM-20 からのファイルを使用することができた。IBMメインフレームは EBCDIC キャラクタセットを使用し、CP/M と DECは ASCII キャラクタセットを使用していたため、2種類のキャラクタ間での文字コード変換は初期のカーミットに組み込まれた。 それぞれの CP/M マシンは多数の異なるフロッピーディスクのフォーマットを使用していたので、ある CP/M マシンのフロッピーディスクが、通常は他の CP/M マシンでは読むことができなかった。非常に遅いボーレート(エラー回復が組み込まれていないため)での PIP により、ヌルモデムケーブルで、小さい簡易版のカーミットを一つの CP/M マシンから別のマシンに転送した。もしそれができないならば、非常に小さい簡易版カーミットプロトコルが、CP/M のデバッガである DDT を使用し、2K 以内のバイナリでハンドコーディングされた。このようにして準備した簡易版のカーミットによって、フル機能のカーミットをダウンロードすることができた。フル機能のバージョンにより、あらゆる CP/M のアプリケーション/データを転送することができた。 誕生から20年以上にわたって、カーミットプロトコルは世界的なデータ通信のデファクトスタンダードとなり、単純な学生の宿題から、国際宇宙ステーションでの互換性問題の解決までのタスクに使用された。それは幅広い範囲のメインフレーム、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータに移植された(C-Kermit は Hello World の次に多く移植されたプログラムといわれている)。多くのバージョンはオリジナルの TOPS-20 のカーミットに基づいたユーザインタフェースを持っている。MS-DOS バージョンのカーミットは1983年に開発された。後に実装されたカーミットのいくつかは、シリアル通信だけでなく、ネットワーク通信にも対応している。 現在サポートされている実装は『C-カーミット』(Unix および OpenVMS 用)と『カーミット95』(ウィンドウズ95以降のマイクロソフトウィンドウズと OS/2)だが、他のバージョンも同様に利用することができる。今でもカーミットプロトコルがブートストラップとして使われることがある。そして、その伝説的な移植性についての出所の怪しい話がある:「あなたのトースターの中にマイクロチップがあるならば、どこかの誰かがおそらくカーミットを移植している」。 初期のカーミットはコロンビア大学で開発され無料で配布されたが、1986年に開発を引き継ぐカーミットプロジェクトが設立され、商用利用に課金を開始した。このプロジェクトは経済的に自立している。 マペットと著作権カーミットは、マペットの カーミット (Kermit The Frog) にちなんで名づけられた。Macintosh 版のプログラムのアイコンは、Kermit the Frog を描写したものであった。おそらくは商標問題を避けるためにバクロニムが作られた( KL10 Error-Free Reciprocal Microprocessor Interchange over TTY lines )。 カーミットは公開されたプロトコルであり、だれてもカーミットを元にしてプログラムを作ることができる。しかし、いくつかのカーミットのソースコードはコロンビア大学に著作権がある。 ソフトウェアUNIX系MS-DOSMicrosoft Windowsその他
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