インターネット

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インターネット (Internet) とはインターネットプロトコル(Internet Protocol)技術を利用して相互接続されたコンピュータネットワークを指す語である。漢字で「国際電網」または単に「電網」と訳す場合がある。

Contents

概説

広義 (an internet) では複数のコンピュータネットワークを相互接続したネットワークである。狭義 (The Internet,The Net) では、広義のインターネットのうち、特に地球規模で広く相互接続されているネットワークの呼称である。現在のところ唯一無二のため、固有名詞として扱われる。

インターネット2 (Internet2) とは今のところ広義のインターネット (an internet) に属する。インターネット2は米国が標準的なプロトコルとして採用され、全世界的にまた一般的にも普及するようになった。

管理と経緯

インターネットにおいて一般的に利用される各種の技術や管理制度は歴史的経緯から一般に公開されているものが多い。インターネット上においては特定の集中した責任主体は存在しない。全体を1つの組織・ネットワークとして管理するのではなく、接続している組織が各ネットワークを管理する建前となっている。事実上の管理主体(ICANNIETFなど)はあるにしても、それは接続している組織・ネットワークの総意として委任されていると言う建前になっている(国際的に中立的とされ、また一部は国際機関による管理もある)。それはインターネット・プロトコルの開発においても同様であり、RFC (Request for Comments) に具体化される。ただし、ICANNは非営利団体ながらも商務省の傘下にあり、国際問題となっている。

インターネット接続が難しかった時代には、UUCPによる研究機関大学や一部の企業などの間でのメールネットニュースの交換が多くみられた。専用線が高価だったための苦肉の策である。その後接続コストの低下に加え、World Wide Web (WWW) の流行、さらにパソコン向けOSのインターネット接続対応により、一般的ユーザへも爆発的な普及を見るに至った。

プロトコル

インターネット・プロトコル (IP) はインターネット上の通信に用いられる基本プロトコル(ネットワーク層(レイヤー))であり、その上にトランスポート(転送)層、さらにその上にアプリケーション層のプロトコルを組み合わせて用いる。転送プロトコルには TCP や UDP などがあり、アプリケーション・プロトコルには WWW で用いられる HTTPネットニュースに用いられる NNTPチャット(IRC)、ファイル転送(FTP)、ストリーミングなどさまざまな利用方法に伴うプロトコルが存在する。これらのプロトコルの定義の多くは RFC として公開されている。

インターネット・プロトコルは狭義のインターネット (The Internet) だけに使われるプロトコルではなく、例えばインターネット・プロトコルや周辺技術を、企業内等のローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 環境で応用したものは、イントラネットと呼ばれる。なお、イントラネットを相互接続したものは、エクストラネットと呼ばれる。

IPアドレス、ドメイン名

IPにおいては基本的に通信するコンピュータごとに(厳密には機器のインターフェイスごとに)、唯一無二の「IPアドレス」と呼ばれる固有番号を割り当てられることが通信時の前提となっており、IPを採用するインターネットにおいても接続する各組織に対して固有のIPアドレスの領域(範囲)がそれぞれ割り当てられる。各組織はそれぞれに割り当てられたIPアドレス領域の中の固有の番号を所有する各コンピュータに割り当てる。

IPアドレスは数字の羅列で人間には分かりづらいというデメリットがあり、一般には英数字を使用した名前(ドメイン名)をIPアドレスに対応させて用いる。例えば、「ja.wikipedia.org」というドメイン名は「145.97.39.155」というIPアドレスに対応する。インターネットに参加する各組織(研究機関、教育機関、企業、プロバイダ (ISP)、協会・団体、政府機関その他)に対して、識別子として(広義の)ドメイン名が割り当てられており、各組織は所有する各コンピュータに対してホスト名を割り当てる。ホスト名とドメイン名をドット (.) でつないだものが各コンピュータの固有名 (FQDN) となる。

本来接続先ホストはIPアドレスを指定する必要があるが、(狭義の)ドメイン名とIPアドレスをDNSによって関連づけることにより、IPアドレスに代わってドメイン名を指定することが可能である。

よくある誤用

インターネットが技術者や専門家ではなく一般に利用される機会が増えるにしたがって、インターネット上の一機能であるWorld Wide Web(さらにはウェブページウェブサイト)のことを指して「インターネット」「インターネッツ」と呼ぶ誤用が世界的に広まっている(英語版Wikipediaほか他の言語版のWikipediaを参照のこと)。

また、「インターネット」という語をインターネットへの接続権(プロバイダとの契約)や接続に必要なパソコンルーターなどといった機器・設備などの名称と誤解している例もあり、「インターネットを買った」「どこのインターネットにする?」「インターネットが壊れた」といった誤用もまれに見られる。

Microsoft社製のウェブブラウザの名称がInternetExplorerであるため、インターネット上に存在するウェブページを見るためのツールを「インターネット」と呼ぶ誤用はよく見られる。一般的には、「ウェブブラウザ」と言うよりも「インターネット」と呼ぶほうが伝わる。

歴史

1969年冷戦時代のアメリカで国防用コンピュータネットワーク構築を主目的に前身の「ARPANET」(アーパネット)が開発された。軍事的攻撃を受けても維持できる通信網の研究を行った結果、電話のような中央集権型のコントローラを持つ通信網では軍事攻撃によりコントローラが破壊された場合、そのコントローラに接続している端末すべてが通信網から切り離されてしまうため、電信をモデルとして特権的なコントローラを持たない通信網を実験的に作りあげた。これがインターネットのはじまりである。これは最初、ARPAの研究計画に参加している大学や研究所のコンピュータを相互に結びつけることから始まった。

1984年10月に慶大東大などを接続したJUNETが作られた。

1986年には軍事用のARPANETから分割される形で、全国科学財団による学術研究用のネットワーク基盤NSFNetが作られ、徐々に大学などの大型コンピュータとも結びつき世界中に広がりを見せた。

1991年にはフランス・スイス国境上にある素粒子物理学研究所・CERNの研究員ティム・バーナーズ=リーがWorld Wide Webプロジェクトを発表する。HTTPURIHTMLといった今日のウェブの基礎がこのプロジェクトの中から生み出された。

1995年にはNSFNetは民間へ移管され、Windows95の登場で一般個人でのインターネットの利用に加速がついた。なお、Windows95の初期バージョンではインターネット関連の機能は「Microsoft Plus!」による拡張機能とされていたが、OSR2以降は標準搭載されている。当時、パソコンにおけるLANの通信プロトコルとしてNetBEUI(Windows他)、AppleTalk (Macintosh)、IPX/SPX (Novell NetWare) などが採用されており、プロトコルの非統一による不都合が少なからずあったが、インターネット利用が広まることでLAN内においてもTCP/IP事実上の標準になりつつある(ただし、LANサーバだけはインターネットとの接続を保ったまま、配下のネットワークは外部との遮断を行いたい場合などに、あえてTCP/IPと互換性のないプロトコルでLANを構築する場合もある)。

世界的には常時接続環境が提供されているのは都市部が中心で、地方や離島では情報格差が問題になっている。また、発展途上国では多くの国民にとって端末であるパソコンが高価であり通信料金も高いため、インターネットカフェがインターネットの普及を支えている。

世界のインターネット

ニールセン//ネット格付け(Nielsen//NetRatings)の調査によると2002年の米国のインターネット利用者は統計1億480万人、約6パーセントの規模で毎年利用者が増加している。

各国については以下を参照

インターネットを取り上げたフィクション

「インターネット」のような地球規模のネットワークはそのスケールの大きさゆえに様々なフィクションで題材にされることが多い。

関連項目

ウィキメディア・コモンズ

Questions for article: アメリカ インター?ット?ンキング 普?率, メール接続先特定サービス vodafone, p2p プロトコル?制, 接続先特定サービス vodafone

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